6月30日、「いいね!ソーシャルシティ岡山夢づくり討論会」にインスパイアされたコンテキスターの思いをまとめておきます。
まずは佐賀武雄市の樋渡市長(以下、ひわたしくん)の話から。
ひわたしくんは真実しか言わない。たしかに今、「さが」と入力して変換したら「差が」とか「性」とかの後に「佐賀」が出てくる。そんな「なんにもねえ」県の地方都市の首長として「TAKEO」を一気に全国ブランドにした男の話はとにかく面白い。
写真を整理していて思ったのは、あれ、このしゃべりはスティーブ・ジョブズのぱくりかな、ということ。
現場ではそんなこと思わなかったのに。
はじめてお会いしたひわたしくんは本人が言うとおり、温厚なお人柄でジョブズのエキセントリックな性格とはほど遠い人とお見受けした。
ところがですね、ステージに上がるとハイテンションで直感と本能ですごいプレゼンをやるのですよ。
ねっ、写真だけで見るとジョブズのステージに似ているように見える。
たぶん本人はジョブズを意識しているのでしょう。
マックを持ち歩いているし、「Think Different」キャンペーンを仕掛けたクリエーティブ・ディレクターの本も読んでいる。
プレゼンのキーワードは4つ。
対等に組む
反省しない
何事にも「過ぎる」
パクリ倒す
ひわたしくんの凄味は自分のポリシーとコンテンツを強い表現に落としこむことだ。
なにかと話題の武雄市facebookホームページを見て笑ってしまった。
市役所の「つながる部」には「フェイスブック・シティ課」と「お結び課」があり、「営業部」には「いのしし課」がある。
まさに NO LAUGH NO LIFE !
笑いがなければ人生ではない。明るくなければ行政ではない。
さらには「騒ぎは起こすためにある」とひわたしくんが強調した結果、お堅い表現が身上のはずである市報まで騒ぎのツールにしようとしている。
さらにひわたしくんは徹底した現場主義者らしい。
まずやる。それから修正する。前例いらない。朝令朝改、上等。
百の議論よりひとつの実行。
僕の足を引っぱる人は人相が悪い、と豪語する市長に振り回される市役所員は大変だと思われるが、この方は素晴らしい人事もしている。
自分の助さん格さんを被災した行政に出向させているのだ。
詳しくはそれぞれのフェースブックを見てほしいが、僕は一気に陸前高田市のファンにもなってしまった。
共感は共感を呼ぶのだ。
ひわたしくんの主張に共感した僕たちが陸前高田市長に共感する。
さらに共感は善循環して世の中を変えていく。
そして共感する主体は有名無名を問わないのですね。まさに「F to F」の時代。
そこで僕もこうして、ひわたし発言と組んで自分の文脈を発展させている。
「情報を発信するな。共感を発信せよ」という彼のアジテーションに触発されてコンテキスターはこんなことを考えた。
SOS!ソーシャルメディアでSOS!
Save
Our Sympathy. セーブ・アワ・シンパシー。
ソーシャル・メディア(フェースブック、ツイッター、個人ブログ)には、今、ものすごい量のシンパシー(共感)がセーブ(蓄積)されている。
その貯蔵量がクリティカル・ポイントを超えたとき世の中が変わる、と思う。
こちらも徹底した現場至上主義者のかっちは、ソーシャル・メディア中毒者でもあると言う。
かっちの凄味は美作市上山の棚田再生と米百商としての突撃現場作業をやりながら、絶え間なく共感を発信しつづけていることだ。
誤解を恐れずに言えば、現場作業だけ、ネット発信作業だけのどちらかに特化していけば、それなりのことができる人は、他にもいると思う。
だが、かっちのやり方は空前絶後だ。
言ったらやらないと嘘になる、というかっちの発言は重い。
かくいう僕もツイッターでかっちにナンパされて今、ここにいるのですがね(笑w)。
まだかっちの共感熱で温まっていない人はかっちのタイムラインを見てほしい。火傷しないように注意しながら。
かっちが上山に根を下ろしてから、地元のおじんの流行言葉は「やりゃええが」になった。
かっちが草を刈り、野焼きの狼煙を上げ、行動で共感を発信し続けるうちに人々はかっちに「やりゃええが」を言い続ける存在になった。
フェースブックをまだ知らない地元民の「いいね!」がリアルな「やりゃええが」なのだ、と僕は思う。
満開の桜の下で見せる人々の笑顔が、かっちへの「やりゃええが、いいね!」を物語っている。
かっちのiPadはいつでもフル充電で突っ走ってほしい。
彼こそキング・オブ・ソーシャルだ、と僕が勝手に思い込んでいるかっちの到達点は今、ここだ。
SOCIAL!
Share
Opportunity
Collaboration
Identity
Action
Live
Share
Opportunity
Collaboration
Identity
Action
Live
シェア、オポチュニティ、機会を共有して
コラボ、アイデンティティ、自立した個が連帯して
アクト、ライブ、今(なう)を行動する。
6月30日にみんなでやったことがSOCIAL!なのだ。
立場もキャリアも年齢もばらばらだが、6月30日の機会を共有した。
そして、今まさに共感を行動しようとしている。
もしかしたら、僕たちは遠くまで行けるかもしれない、と実感できた一日だった。
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