脱藩が近づいてくると諸準備がある。
そのうち、もっとも重要なのは身体の準備だ。
会社を離れると総務も人事も経理もいない。
すべては自己責任だ。
それは望むところであるが、身体がしっかりしていないとこの先は何もできない。
まして、僕はアウトドアをメインで生きたいと思っている。身体が資本のフリーランスになるのだ。
58歳になるまで入院はしたことがない。盲腸もまだ持っている。おかげさまで病気で長期休暇をとったことはない。でもこれからは分からない。
会社の医務室にはもう縁がなくなるので、近所の主治医で血液検査をした。
体力勝負で会社をやめるまでの日々を乗りきろうと思う、と言うと主治医は苦笑いをした。
結果は自分の予想よりもましであった。このへんがD社人の世間離れしているところだ。
勝手に自分たちの基準値を持っている。たとえばγ-GPT。一般人は87が限界だがD社人は100までは許される、と僕は勝手に言い続けてきた。1年に一度、100を切ればいいのだなどとヘボゴルファーのような言い訳をしてきた。どんなにドクター・アラームがあっても自分だけは大丈夫だと思っていると、どこかで仕返しをされそうだ。
実際にD社人の平均寿命は短いと言われている。以前は平均寿命が63歳とまことしやかに伝わってきた。
事実、僕の先輩たちも残念ながら短命の方たちがいた。新入社員のときに配属された最初のボスは63歳で逝ってしまった。ある年には半年でふたり、直属の上司を亡くした。
異常にストレスが高い職場であるようだ。僕の場合は、ストレス対抗措置として、けっこう酒を飲んできた。脱藩したら酒の量は減るはずだ。
酒だけの問題ではない。基本的にはデスクワークしかしない職能なので意識的に身体を動かす必要がある。
最近の僕は森歩きばかりしている。家から15分歩くと野生の猿がいる森だ。新緑の森の気持ちよさは格別だ。36年間、この地に住んでいるのはこの恵まれた自然があるからだ。
どうやらウォーキングには身体が慣れてきた。まだまだ足は適応力がある。
ところが衰えが激しく、あきらめているのが目だ。
現在、めがねを5つ持っている。遠近用、中近用、読書用、そしてコンタクトレンズを入れたときの読書用とPC用である。
これは辛い。でもこれは慣れるしかない。ケースバイケースでめがねに頼るしかない。
しかたがない。それなりに年をとってきたのだから。
抵抗してもしかたがない。
失うものがあるから得るものもあるのだ。
もうひとつ辛いのが左の50肩だ。ゴルフからは離脱している。このままでいくと、鮎釣りも無理だ。
なぜ釣りに左肩を使うかと言うと話が長くなる。それはまた別の機会に書こう。
そのうち、もっとも重要なのは身体の準備だ。
会社を離れると総務も人事も経理もいない。
すべては自己責任だ。
それは望むところであるが、身体がしっかりしていないとこの先は何もできない。
まして、僕はアウトドアをメインで生きたいと思っている。身体が資本のフリーランスになるのだ。
58歳になるまで入院はしたことがない。盲腸もまだ持っている。おかげさまで病気で長期休暇をとったことはない。でもこれからは分からない。
会社の医務室にはもう縁がなくなるので、近所の主治医で血液検査をした。
体力勝負で会社をやめるまでの日々を乗りきろうと思う、と言うと主治医は苦笑いをした。
結果は自分の予想よりもましであった。このへんがD社人の世間離れしているところだ。
勝手に自分たちの基準値を持っている。たとえばγ-GPT。一般人は87が限界だがD社人は100までは許される、と僕は勝手に言い続けてきた。1年に一度、100を切ればいいのだなどとヘボゴルファーのような言い訳をしてきた。どんなにドクター・アラームがあっても自分だけは大丈夫だと思っていると、どこかで仕返しをされそうだ。
実際にD社人の平均寿命は短いと言われている。以前は平均寿命が63歳とまことしやかに伝わってきた。
事実、僕の先輩たちも残念ながら短命の方たちがいた。新入社員のときに配属された最初のボスは63歳で逝ってしまった。ある年には半年でふたり、直属の上司を亡くした。
異常にストレスが高い職場であるようだ。僕の場合は、ストレス対抗措置として、けっこう酒を飲んできた。脱藩したら酒の量は減るはずだ。
酒だけの問題ではない。基本的にはデスクワークしかしない職能なので意識的に身体を動かす必要がある。
最近の僕は森歩きばかりしている。家から15分歩くと野生の猿がいる森だ。新緑の森の気持ちよさは格別だ。36年間、この地に住んでいるのはこの恵まれた自然があるからだ。
どうやらウォーキングには身体が慣れてきた。まだまだ足は適応力がある。
ところが衰えが激しく、あきらめているのが目だ。
現在、めがねを5つ持っている。遠近用、中近用、読書用、そしてコンタクトレンズを入れたときの読書用とPC用である。
これは辛い。でもこれは慣れるしかない。ケースバイケースでめがねに頼るしかない。
しかたがない。それなりに年をとってきたのだから。
抵抗してもしかたがない。
失うものがあるから得るものもあるのだ。
もうひとつ辛いのが左の50肩だ。ゴルフからは離脱している。このままでいくと、鮎釣りも無理だ。
なぜ釣りに左肩を使うかと言うと話が長くなる。それはまた別の機会に書こう。
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