2010年6月26日土曜日

脱藩まで4日(大送別会)

昨夜は大送別会だった。自分史上、最高の宴会だった。

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
幹事の皆さん、おつかれさまでした。
ビデオメッセージをいただいた皆さん、涙で文字がみじみました。
祝辞をいたいだいた皆さん、僕も忘れていたことを思い出させていただきありがとうございました。

この大送別会の参加者は今世紀になってから深くおつきあいをさせていただいた皆さんだ。
幹事が大阪では有名な沖縄料理店の2階を貸し切ってくれた。
ゆったりとしたスペースに映写設備がある。

もちろんすべての進行はおまかせしている。
僕の用意したものは、「IN MY LIFE」というタイトルのDVD、僕のミッションシート、そして新しい名刺、それからウコンの力を36本だ。

雨の中、次々に集まってくれる人たちに「僕のフライヤーと名刺、それからとりあえずウコンの力をどうぞ」と声をかける。なんだか嬉しくなってくる。

司会は僕たちの宴会で、なんども大役を果たしてくれたO君だ。
乾杯のあと、司会が「参加者全員を知っているのは主役だけなので紹介をしてくれませんか」と言う。

今日、僕を壮行してくれる皆さんの縁脈を繋ぐのは望むところだ。ひとりひとりを紹介していくと様々な思いがこみ上げてくる。昔も今も言い間違いが多いので、チェック役のI君に「大丈夫か」と目配せをする。

この紹介プロセスで「コンテキスター」の意味を少しはご理解いただけたかと思う。

戦友のYさんも紹介する。少し声が詰まる。

そして今日のサプライズ。
なんと、iPhoneのモックアップが出現した。実物大ではありません。僕の上半身の3分の2くらいある巨大iPhoneだ。カポックボードでつくってある。ボタンまで突起している。

目録はありがたくいただいた。店頭に行けば本物がゲットできる手配をしてくれているそうだ。
宴会の最後まで、この巨大iPhoneは僕のアイコンになった。
感謝です。感謝の言葉をiPhoneでつぶやけるように早く手続きをします。

それから僕のプレゼンテーションだ。「IN MY LIFE」を上映する。
いつもクールな司会のO君までが感動しました、と言ってくれる。

僕は最後のプレゼンテーションを始める。

この映像はまだ仮編集です。僕の本編集はこれからです。ここにいらっしゃる僕のクライアントに仮編段階でOKをもらわないと僕は前に進めないんですけど…。

拍手とともにOKをいただいた。ありがたい。
それから僕のミッションシートの説明だ。フライヤーの表面はまだ僕の頭の中だけにある概念なので説明は省略する。裏面は3つのコミットメントだ。

ひとつ、コミュニケーションデザインのボランティアをやります。
世の中のお役にたつために、情報発信をしたがっている人のお手伝いをします。広告代理店を卒業したら住民代理店をやります。

ふたつ、釣りの合間に畑仕事をやります。
サステナブル・ライフをできるところから実践します。

みっつ、調理師免許取ります。
自立した暮らしをするために、料理ができるようになります。

と3つのできるかどうか分からないコミットメントを読み上げた後に、現実的な約束をする。

7月になったら「田中文脈研究所」というブログを立ち上げます。
そう、このブログのことだ。
もう少しがんばってカタチを整えれば、この約束は果たせるはずだ。

このあたりから会場は大酔っ払い集団になってくる。
いつもように先頭にたって酔う。

そして三線が登場した。店のニイニが僕の映像に感動して唄ってくれるという。
会場が踊り狂う。
今日、YouTubeにアップされた動画を妻に見せたら「あんた下手やね」と言われた。
いいじゃないか、楽しかったのだから。
ニイニとオバア、ありがとうございました。

興奮をひきづったまま2次会場のバーに移動。
完全無欠の酔っ払い集団を受け入れてくれたお店の方々に感謝します。

あちこちで抱擁が始まる。一体、何枚の写真が撮影されたのだろうか。
笑う、ときどき、涙目になる。

みんな、みんな、僕は最高に楽しかった。皆さんと縁脈を繋いでよかった。
事情があって参加できなかった人は、またゆっくりと話をさせてくださいな。

最後にタクシーに乗りこむ僕は、巨大iPhoneをカメラにむけて誇らしげに見せていた。そのつもりだった。
今日写真を見ると、そのiPhoneボードは裏返しで真っ白な面がフラッシュに光っていた。
僕の語り部がいたら、大喜びで言いふらすだろうね。

相も変わらず方向音痴でボケをかます僕ですみません。
こんな僕を支えてくれて、本当にありがとうございました。

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