2010年6月4日金曜日

脱藩まで26日(飲む打つ買う)

6月に入ったので「後1ヶ月メール」を発信した。
D社の組織表を見ながらお世話になった皆さんをBCCしていく。
文章はなるべくシンプルに淡々と事実だけを述べる。あれこれ考えていると、こんなメールは打てない。

発信後、メールが返ってくる。
かなりの人に6月30日に早期退職しますと言ったつもりだし、早々と退職挨拶もした。人事関係の情報も回っているはずだ。でもやはり「後1ヶ月」メールを発信してよかった。
まだ僕がやめることを知らない人もいた。知っている人でも、あらためてメールをもらうと嬉しい。

36年間も勤めていれば、いろいろなことがある。
あのとき、こんなことがあって、この人にあんなふうに助けてもらったなどと、思いはつきない。

返信していただいた方にはすべてメールバックする。昼飯や晩飯のお誘いはすべて受ける。こちらからも飯のリクエストをする。
必然的にマシンガン・メールになる。毎日飲むことになる。

「飲む」は文字どおり飲むである。話しているうちにどんどん酒が進む。

酔いが醒めるとまた「打つ」。
会社メールの量が加速度的に増えていく。もちろんツイートも打ち続ける。

それでは「買う」とはなにか。
7月からのステージに備えて新しいPCを買った。正確に言うと発注した。
これはかなり迷った。もともと僕はマッカーであった。漢字トーク7からOS8に移行する頃にマックを買ってこの世界に入ってきた。
でも会社にいるとウィンPCを使わざるを得ない。長いものに巻かれたわけではない。

それなら、会社を離れるとマックに戻ってもいいのではないか。
とも考えたが、やっぱりウィンにした。

世の中に出ていくと、長いものに巻かれる必要がある。
いくらスティーブ・ジョブズががんばっても、パソコンの世界では圧倒的にウィンである。
この先、「僕のやりたいこと」を考えるとウィンでないと仕事にならない。

で、結局はレッツノートです。タフさと軽さでこれ以上のものはない。

タフでなければ生きていけない。
やさしくなければ生きている資格がない。

とは、レイモンド・チャンドラーの名言である。
モバイル・マシーンの選択基準にもあてはまりそうだ。この場合の「やさしい」は身体にやさしいこと。すなわち軽いこと。さらに目にやさしいこと。

メインマシーンにしたいので一番ワイドで高解像度なF9を選ぶ。
ただ世の中にはシルバーのレッツノートが氾濫しているので、天板をライブ・ブルーにカスタマイズした。
メモリーもHDDも倍増した。

僕の新しい仕事場ができる。

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